2015年02月25日

Linuxデスクトップ環境トップ8

Linuxをデスクトップとして用いる場合、どれを選択するのがベストなんでしょう。

こんな記事が出ています。

The 8 best desktop environments for Linux
(Linuxデスクトップ環境トップ8)

下記の8つが挙げられていました。左側の括弧はそのデスクトップ環境がよく使われているディストリビューションです。

  1. KDE Plasma(openSUSE, PCLOS)
  2. Cinnamon(Mint)
  3. MATE(Ubuntu, Mint)
  4. Pantheon(elementary OS, openSUSE)
  5. Xfce(Xubuntu)
  6. LXDE(Lubuntu)
  7. Gnome(Fedora, Debian)
  8. Unity(Ubuntu)
これを書いた人はKDE推しのようですね。確かに良さそうな評判は聞いたことがあるのですが、残念ながら私はまだ試したことがありません。

Cinnamonはカスタマイズ性に定評があるデスクトップです。私が以前MINTを試した時はまだ不安定だったのでMATEの方が良いという結論になりましたが、最近はどうなんでしょう。今はまだUbuntuに入れようとするとひと手間ありますが、Ubuntu16.04が出る頃にはより選択しやすい環境になっているかもしれません。

MATEはGnome2からforkされたデスクトップ環境です。「昔のUbuntuの方が良かった」と思った人が辿る道の1つですね。以前はMINTのMATE版を選択するのが主な利用方法でしたが、最近はUbuntuでもMATEを選択できるようになったようです。

PantheonはMac OX Xライクなインターフェースを持っています。Pantheonを採用しているelementary OSは、先日紹介した2015年注目の9つのLinuxディストリビューションでも上位に出てましたね。

XfceLXDEは軽量なので古いPCの活用をしたい時によく用いられます。個人的にはデスクトップが高機能である必要性というのをほとんど感じないので、最近のPCでもたいていXfceかLXDEを入れています。Xfceは最新版が出てから3年近く新しいバージョンが出てなかったり、LXDEはGnomeを捨ててQTに移ることにリソースが割かれていたりと、開発の進みに若干不安がありますが、軽量に対する需要は常にあるものなので、今後もこの路線の環境は何かと出現してくれることでしょう。

GnomeUnityという有名どころのディストロがメインストリームにしようと思っていた製品が下位にいるのは、Linuxデスクトップが流行らない原因の1つではないでしょうか。

さて、ではこの中でどれを選択するべきか。私個人の予想としては、MATEが今後主流になると踏んでいます。無難にいくなら現状ではMint+MATEで良いのではないでしょうか。

タグ:Linux OSS Desktop
posted by newsit at 06:00| linux