2015年02月26日

Raspberry Pi 2 Model Bのレビュー紹介

Raspberry Pi 2のレビューを見かけたのでご紹介。

Raspberry Pi 2 review: The revolutionary $35 micro-PC, supercharged

これを書いている時点で、AmazonではRaspberry pi A+は3590円、B+は4800円、そして2は5550円で売っていました。米Amazonを見ると、A+は24ドル、B+は28.90ドルで売られていたので、若干高い気がしますね。

Raspberry Pi 2のレビュー記事紹介に移る前に現在のA+とB+について軽くおさらいしておきましょう。

Raspberry Pi A+

A+は幅6.5cmと小型で軽量ですが(B+は8.5cm)、メモリ256MBでUSBポートは1つのみという最低限の仕様になっています。処理能力をそれほど使わない専用の用途(Webカメラを付けて自宅監視用に使うとか、ボットを常駐させるとか)で使う分にはA+でこと足りることも多いでしょう。

胸ポケットに入る大きさなので、胸元にそっと忍ばせておいて、出先で使うこともできます。(ディスプレイがあれば)

Raspberry Pi B+

B+はメモリが512MB載っていてポートの数も充実。GUIのアプリをごりごり動かしたり動画を閲覧しようとすると厳しいものの、CUIで操作する分にはそれなりに動いてくれます。

下記はA+とB+との違い。項目は、A+ → B+。

  • メモリ 256MB → 512MB
  • USBポート 1 → 4
  • LANポート 0 → 1
  • 大きさ 6.5cm → 8.5cm

CPUはA+と同じで700MHzの1コアです。ちょっと貧弱ですね。

USBポートの数が多いので、あれこれ付属品を付けて動作させることを目論んでいる場合や、メモリが256MBでは足りないことをやろうとしている場合、それから何に使うか決めてないけどいろいろ遊んでみようと考えている場合などにオススメです。

Raspberry Pi 2 Model B

という2製品がこれまで主な選択肢でしたが、今回、Raspberry Pi 2 Model B(以下、RP2)が登場しました。お値段たったの35ドル。

そしてB+と比較しても性能の進化が素晴らしいです。以下はB+ → RP2の比較。

  • CPU 700MHz 1コア → 900MHz 4コア
  • メモリ 512B → 1GB

CPUはARM11からARM Cortex-A7に変わっています。

リンク先の記事のベンチマークでは3.5倍の性能が出ていた他、シングルスレッドでの性能上昇も確認されています。また、RP2ではWindows10が無償提供されます(いらない)。

詳しいベンチマークの結果は元記事にグラフが出てるのでそちらを参照してみてください。

ところでこのRP2、どのように目的で利用すると良いでしょう。電気代も安く(1ヶ月で100円を切るという噂も)静かで場所も取らないので、自宅サーバとして使うのは1つの手ですね。他にもリンク先ではスマートTVの代わりとしての利用が提案されていました。最近のネットワークに繋がっているテレビは情報をどう利用しているかわかったもんじゃないので、Raspberry Piで自前で用意すれば安心というわけですね。

今回発売されるのはB+の後継ですが、A+の後継である「Raspberry Pi 2 Model A」も準備中だそうです。

タグ:Linux ARM SERVER
posted by newsit at 07:00| linux