2015年03月14日

MacBookのUSB3.1について知っておくこと

先日、MacBookの新製品が発表されました。USB3.1ポートが1つだけというかなり男らしい仕様になっているようです。

USB3.1の普及はもうしばらく先?の記事でも書きましたが、USB3.1はまだ仕様が確定してから間もない規格で、ようやくポツポツと対応製品の噂が聞こえてきたところです。

この時期にUSB3.1のみで製品を出すという芸当は、大手ではAppleにしかできない芸当ですね。

USB3.1を使う上で、注意点をまとめた記事も出ていました。

Six things to know about the USB 3.1 port in the new MacBooka
(MacBookのUSB3.1ポートを使う上で知っておくべき6つのこと)

まとめると、下記のようなことが書かれていました。(未来の観測に関する話は割愛してます)

  • USB3.1は下位互換があるから、ケーブルさえあれば2.0や3.0も使えるよ。
  • USB3.1対応の製品自体はまだほとんど存在してないよ。3.1対応のUSBメモリとかもしばらくは出る予定はないよ。
  • Thunderbolt(Appleが作ってる周辺機器を繋ぐ規格)がなくなるわけではないよ。
  • 変換アダプタとかは別途買う必要があるよ。

ということで、とりあえず変換アダプタさえ買っておけば、USB3.1の良さが活かせるかどうかは別として、これまで通りデバイスに接続できます。

変換アダプタは、たとえば旧USB、Type-C、HDMIの3つに繋げる製品など、いろんな種類が用意されています。

データの転送速度はUSB3.1は3.0の2倍(5.0Gbps → 10.0Gbps)になっているのですが、繋ぐ機器の方が対応してくれないことには速度は出ません。当面はメリットを感じるシーンは少ないでしょう。

今回のポートを採用することですぐに得られるメリットは電源面でしょう。Power Deliveryという規格を採用していて、これを利用すると最大で100Wの電源供給が可能になるそうです。MacBookを起動しつつディスプレイや周辺機器を動かしても十分な電力量ですね。

私自身はLinuxユーザなのでMacBookを買う予定はないですが、Appleが採用してくれるとUSB3.1の市場が広がる → 普及が早まる、といった流れが期待できるので、ありがたいことだなぁと思っています。

タグ:macbook hardware
posted by newsit at 07:00| hardware