2015年03月28日

私がArch Linuxを選んだ理由

今日はArch Linuxを選んだ人が「このへんがいいんだ」と主張している記事を紹介。

Five reasons I roll with Arch Linux, and why you should too
(私がArchを選んだ(そしてあなたも選ぶべき)5つの理由)

私もArchは使ったことはありますが、何かやろうとするたびに調べて追加して様子見してといった手間がかかるので、触っているとどうにも時間が失われて、最終的には別のディストリビューションに移ってしまいました。

凝り性の人はArchを入れてはいけない。時間がいくらあっても足りなくなります。しかし自分で1からカスタマイズして理想の環境が作れる快適さはなかなかのものです。

Installing Arch Linux is a bit like building your own house. You have to dig the foundation, erect the walls, build the roofs, run the plumbing and electrical wiring around it ... and all the rest of it.

Arch Linuxの導入は自分の家を建てる時に似ています。地面を掘って基礎を作り、壁を建て、屋根を乗せ、水道の配管や電気の配線を通し、すべてのことをやらなければいけない。

一般的なOSはインストールすればすぐに基本的なこと(ブラウザを使ったり、音楽を聴いたり)は既にできるようになっているものですが、Archは立ち上げても黒い画面が出るだけです。そこから1つずつ、自分の好みの環境を入れていくことになります。

GUIを入れるのも一苦労。音を鳴らすのも一苦労。Flashを再生するのもまた一苦労。苦難の連続が待ち構えています。

そんなArchになぜ惹かれる人がいるのでしょう。上記記事では5つのメリットが挙げられています。そのうちの3つほどを見てみましょう。

巨大なレポジトリ

例えばソフトウェアレポジトリ。参加しやすく検索もしやすい巨大なレポジトリが存在しています。

In my experience, Arch is the first distribution where the latest packages land first.

私の経験では、Archは最新のパッケージが最初に手に入れられるディストリビューションだね。

CentOSやUbuntuなどではセントラルレポジトリがなかなか新バージョンに追従しないことがありますが、Archの場合は最新バージョンがすぐに用意されます。

その分、他のディストロのように競合の検証が十分行われているわけでもないので、不用意に更新したことが原因でトラブったりすることもあります。

ほとんどのデスクトップ環境が利用できる

利用するデスクトップ環境の選択肢が広いのも、Archの長所です。

I have Gnome, KDE, Cinnamon, Mate, Deepin, and LXDE installed on my Arch system and there is nothing broken.

私はGnome, KDE, Cinnamon, Mate, Deepin, and LXDEをインストールしたArchシステムを持ってるよ。競合もせずちゃんと動いてるよ。

ということで複数のデスクトップ環境を入れておいて、その場で使い分けるようなこともできるようです。

気分や目的によって立ち上げるデスクトップ環境を切り替えるとかしていたら変態で良いですね。

他のディストロのようにバージョンを上げたらデスクトップ環境ががらっと変わって酷い操作感になっていたという残念な状況になることも避けやすそうです。

1度インストールしたら更新が止まることはない

UbuntuやCentOSなどメジャーなディストリビューションではバージョンごとにサポート期間が決まっており、長いものでは5年以上のケースもありますが、1年程度の短いサイクルで更新が必要なケースもあります。

Archにはメジャーバージョンリリースなどの概念がなく、必要な時に各ソフトを最新のバージョンに更新していけば済みます。

各自が任意の環境を構築してバージョンを更新していくスタイルなので、競合などによる破損が心配されるところですが、記事中では下記の方法を提案しています。

But you don't have to worry about broken systems, as there are tools like Clonezilla that allow a user to clone their current systems and restore everything if something breaks.

もしシステムの破損が心配なら、Clonezillaを使うといいよ。現状のシステムのクローンを作っておいて、何か壊れたらリストアできるよ。

Archを始めるには

以前は英語のドキュメントしかない時期もありましたが、最近は日本語訳もかなり進んでいて、ほとんどの資料を日本語で読むことができます。

インストールガイド - ArchWIki

いきなりパソコンのOSをArchに変えるのは抵抗がある人が多いでしょうから、個人的にはRaspberry Piに入れて使い倒してみるのが勉強にもなってオススメだと思ってます。

Raspberry Pi - ArchWiki

2015年発売のRaspberry Pi 2なら、6000円しないくらいの額で購入できてちょっとしたパソコン代わりになります。(SDカードは別売)

タグ:Linux ARCH
posted by newsit at 07:00| linux