2015年03月31日

SiriusのバックにはGoogleがいるそうな

日本でもちょこちょこ話題になっている、オープンソースでAppleのSiri的なことができるSirius

この手のテクノロジーは製品化すると何かしらの特許に抵触することが多く、カウンター特許(他社から特許侵害で攻撃された時に、自社の特許を利用して相手にカウンターで攻撃を仕掛けることで訴訟を取下げさせたりクロスライセンスを締結したりする)が使えるような企業が製品化してくれないと怖いところがあります。

下記の記事によると、SiriusのバックにはGoogleなど複数の企業や団体がいるそうです。

Sirius: Like Siri, but it’s open source and backed by Google
(Sirius: Siriのような、オープンソースの、バックにはGoogleがいるプロダクト)

Sirius technology is funded by Google, ARM, the Defense Advanced Research Projects Agency and the National Science Foundation

Sirius technologyはGoogle、ARM、DARPA、NSFが資金を提供している。

DARPAは邦訳では国防高等研究計画局。国防の為にARPANET(インターネットの前身)を作ったり、GPSを作ったりしたとこですね。

NSFは邦訳ではアメリカ国立科学財団。国の予算で有力な科学やエンジニアリングに関する研究を支援する機関で、WikipediaによるとAnnual budget(年間予算)のところに$7.03 billion(約70億ドル=120円換算で8400億)。

ARMも絡んでるんですね。SiriにしろGoogle Nowにしろ、主戦場はモバイル端末。ARMとしてもその分野は抑えておきたいということでしょうか。

Google自身は音声認識アプリとしてGoogle Nowを持っていますが、この辺りの製品は特に自家製である必要性はなく、またSiriusの主要な研究課題にこうしたパーソナルアシスタントにとって効率的なサーバやデータセンターの仕組みの探求があるので、その点はGoogle自身が抱えている問題とも被っているように見えます。

Googleがバックにいるという話はこちらの記事にも書かれています。

'Sirius' Is the Google-Backed Open Source Siri
(SiriusはGoogleのオープンソース版Siriだ)

Sirius, a Google-funded open source program similar to Apple’s Siri or Google's Google Now voice recognition application, could finally democratize the virtual assistant.

SiriusはGoogleが基金を出してる、オープンソースのAppleのSiriやGoogleのGoogle Nowのような音声認識アプリだ。ついにバーチャルアシスタントの技術は民衆のものとなった。

SiriusのライセンスはBSD Licenseなので、誰にとっても使いやすいですね。

依存しているライブラリも音声認識のSphinx(BSD License)、Kaldi(Apache License)、シリアライズ形式のProtocol Buffersを使うprotobuf(BSD)、画像認識のOpenCV(BSD License)と、緩いライセンスで構成されています。

posted by newsit at 07:00| machine_learning