2015年04月23日

4Kディスプレイについて知っておくべきこと

私自身はディスプレイなんて文字がちゃんと読めさえすればいい派なので、4Kとか言われてもまったく興味が湧かないのですが(それによってGPUの性能向上が急かされるならありがたいことですが)、何も知らないままではイカンと思ったので、それ関連のニュースを読んでみました。

PCWorldから。

4K monitors: Everything you need to know about UltraHD PC displays | IT News
(4kモニター。UltraHD PCディスプレイについて知っておくべきこと)

It's finally time to get serious about 4K displays. Let's be honest, the first wave left much to be desired. Some had painfully low refresh rates while others were difficult to configure and get working properly.

ようやく4Kディスプレイの時代が来たよ。正直な話、最初に4Kの波が来た時は不満も多かった。リフレッシュレートが遅い環境があったり、うまく映らない環境なんてのもあった。

過去にはそんな状態だったそうですが(そういえばそんな愚痴をどっかで見かけたことがあったような)、現在はソフト面もハード面もだいぶ改善され、4Kを使うのにふさわしい時期に来ているそうです。

解像度

ところで4Kの解像度ってどのくらいなんですかね。

A FullHD display with a resolution of 1920x1080 has about 2.1 megapixels. A typical 4K PC display, however, has a native resolution of 3840x2160, or roughly 8.3 megapixels

フルHDのディスプレイは1920x1080でだいたい2.1メガピクセルだった。代表的な4Kディスプレイは、これが3840x2160で、だいたい8.3メガピクセルに成る。

両辺ともサイズが倍になってデータ量はだいたい4倍ですか。

ゲームと4K

4Kディスプレイの使いどころというと、やはりゲームが筆頭に挙げられるのでしょうか。

ただでさえ高いスペックが求められる最近のゲームですが、4Kになれば求められるスペックはさらに上がります。

In a relatively taxing game like Crysis 3, for example, even a mighty GeForce GTX 980 can only muster about 16 to 20 frames per second when high in-game image quality settings are used, whereas dual GeForce GTX 980 cards operating in SLI mode can break the 30 fps mark. As far as single cards go, only Nvidia’s Titan X and AMD’s dual-GPU Radeon R9 295x2 are capable of running modern games at 4K resolution at high−not ultra−settings.

Crysis3のような負荷の高いゲームの場合、例えばGeForce GTX 980ではhigh in-game image quality settingsがされている場合、16〜20fpsしか出ない。デュアルにしてSLIモードでようやく30fpsをマークできる。シングルカードの場合、NvideaのTitan XとAMDのRadeon R9 295x2であればhigh(ultraではなく)settingsで4kのゲームがプレイできる。

GTX 980って相当良いレベルの製品だったはずと思ってAmazonで見てみたら、7万円近い金額で売られてました。

Titan Xは169,800円。Radeon R9 295x2は14,9800円。なんか桁が違いますね。

4Kでゲームとかは私には関係のない世界だということがわかりました。うん。

パネル

TN PanelIPS PanelIGZO Panelとかがあるのだとか。

TNはレスポンスタイムが速いのでゲーマー向け。IPSは視野角が広く色も綺麗だけどレスポンスタイムは遅い(TNが1msec、IPSは4msec)。IGZOはよくわからないけどなんか新しいものらしい。名前は聴くけど興味がないので詳細は全然わからない。

ケーブル

まずはDisplayPortで繋ぐ場合。未認証のDisplayPortだと60Hz出ないことがあるから、そういう場合はちゃんとしたケーブルを買った方が良いよとのこと。

If your new 4K display is randomly exhibiting any of these issues, the first thing to do is try a new, DisplayPort-certified cable.

4Kディスプレイを使っててなんかランダムなタイミングで問題が起きることがあったら、まずちゃんとしたDisplayPortのケーブル使ってみよう。

HDMIも4Kには対応していますが、バージョンによっては30Hzに抑えられるのが注意点。

HDMI supported by most graphics cards−HDMI 1.4−locks 4K output at a choppy 30Hz. The newer HDMI 2.0 spec supports a full 60Hz at 4K resolution, assuming both your monitor and your graphics card support it.

たいていのグラフィックカードはHDMIをサポートしてるけど、HDMI 1.4だと4Kの出力は30Hzに抑えられてしまう。HDMI 2.0だと60Hzで出力できるけど、モニターとグラフィックカード双方が2.0に対応してる必要がある。

ということでDisplayPortにしておけば間違いないんじゃない的な結論になっていました。

Windows

パソコンで使う場合、OSの対応も重要です。前に読んだ別の記事で、Windowsで4Kで映したらフォントが酷いことになった的な話を聞いたことがあるような。現状はどうなんですかね。

記事では4Kだとアイコンとかテキストが小さくなり過ぎてまともに見れないことがあって、しかも一部のアプリケーションはスケールが固定なので小さいまま調整できないとか。

Before getting a 4K display, do your homework. Check whether any of your most commonly used applications have problems on high-dpi displays.

4Kディスプレイを買う前に、あなたがよく使ってるアプリケーションが高解像度ディスプレイでの表示で問題が出ないかを確認しておいた方が良いだろう。

読んだ感想としては、とりあえずディスプレイにこだわりがない人間はまだ4Kを意識する必要はなさそうです。

そのうち4Kが当たり前みたいになる日も来るんですかね。私がパソコン使い始めた時は15インチのCRTディスプレイが一般的だったので(17インチのディスプレイって大きいね!)、だいぶ隔世の感があります。

posted by newsit at 07:00| linux