2015年04月29日

東電のOSがいまだにWindows XPであることに対する海外のニュース

このニュース、海外でも報道されてるようですね。「power plant windows xp」でニュース検索したら、その手の記事が大量に引っかかりました。

Windows XP Found On Fukushima Station Operator's PCs | Digital Trends
(福島の発電施設のPCのOSはいまだにWindows XPだった)

48,000 PCs at Fukushima plant operator TEPCO still run Windows XP
(福島の発電施設で4万8千のPCがまだWindows XPのまま動いている)

Fukushima nuclear plant ordered to upgrade from Windows XP- The Inquirer
(福島の原発がWindows XPからのアップグレードを命じられる)

Fukushima Nuke Plant’s PCs Still Run On Windows XP | Ubergizmo
(福島の原発のPCはまだWindows XPを使っている)

ということで、東電(英語だとTEPCO)ではなく「福島」「原発」という言葉とセットで報道されています。悪い意味でこのワードが定着してしまっているようです。

The group is usually responsible for pointing out wasteful tax spending, but in this instance it felt the need to announce that TEPCO was taking unnecessary security risks with its systems by not upgrading.

会計検査院は無駄な支出を指摘する為の団体なのだが、今回に限っては、TEPCOに対してOSをアップグレードしないことはセキュリティリスクに繋がるとの指摘をしている。

記事内では最近のマルウェアは重要な施設を狙ったものが増えてきており、また、日本は代表的な2つの攻撃国の隣国であることに注意しなければならないとしています。

if you factor in Japan’s relationship with its neighbors, North Korea and China, both known as among the world’s most prolific hacking nations.

日本の周辺環境についても考えてみると、北朝鮮と中国(どちらも世界有数の攻撃国)の隣国であるという点も重要だ。

尚、残念なことにこれらのPCはインターネット接続もされているそうです。

more than 48,000 PCs all running Windows XP. Oh, and they’re connected to the Internet.

4万8千のPCがすべてWindows XPで動いている。そして、ああ、それらはインターネットに繋がっている。

このへんの情報は日本の記事でも出ていましたね。軽くヤバイです。但し基幹システムについては外部のネットワークから切り離されているとのこと。

XPの危険性についてはMicrosoftも画面にアラートを出したりリスクを喚起する文書を出したり、いろいろやってはいますが、いまだに17%近いシェアを保つなどPC市場では第2位を保っています。

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posted by newsit at 07:00| security