2015年05月15日

SSDが早くなり過ぎて問題に直面する?

最近、うちのPCがすべてSSDに置き換わりました。値段的にもだいぶ手頃になってきましたし、速度が体感でわかるレベルで向上し、故障率もHDDより低いというデータが出回っているのを見ると、十分に換え時になっているのかなという印象です。

大容量のファイルを格納する際には、まだまだHDDも現役ですが。(NASの中では元気に稼働中)

今日はそんなSSDに関するニュースを1つ。

SSDs have a problem: They're getting too fast, too soon
(SSDが課題に直面する。彼らは短い期間に速くなり過ぎている)

現在のSSDの転送速度は一般的なものだとだいたい500MB/sくらいですかね。HDDだと120MB/sくらいなので、すでに4倍にまで達しています。

このレベルならUSB3.0でもさばけるレベルで、最近のマザーボードに付いてるSATA 3.0(6Gbps)でも問題ないよねという話になるのですが、Inter 750 Seriesクラスのガチ製品になると話が変わってくるようです。

上の製品、公式サイトの数値では2200MB/sとされています。

Today it’s the familiar Serial ATA, or SATA port.

今はSerial ATA or SATAポートにストレージを繋ぐのが一般的だよね。

SATA Express was supposed to be its replacement. Unfortunately, it underestimated today's storage needs.

今後はSATA Express(訳注:1969MB/sの規格)に置き換わることになっているけど、残念なことに今のストレージにとってその速度は十分じゃないんだ。

ということで2013年に制定された規格が、SSDの速度向上にあっという間に追い越されてしまったという状況のようです。

代替の手段としてM.2でPCI4本を使って4GB/sを理論値で出すことができますが、これを使おうと思ったらPCの環境から整える必要が出てしまう人も多いでしょう。またPCI express4.0も期待されるところですが、こちらは2016年リリース予定だそうです。

今後、SSDの速度向上がどの程度進むのかはわかりませんが、規格を追い立てる向上っぷりというのは凄いものです。

調べてみると昔のメモリでDDR-266(PC-2100)が2133MB/sだったそうです。確かこのあたりの規格は2000年前半まで普通に使われてたような。まさに一昔前のメモリ並の速度がストレージで出せてしまうということになります。恐ろしい話です。

posted by newsit at 07:00| linux