目にカメラ、耳にマイク、口にはスピーカーを搭載し、幼子と触れ合うことができるテディベアの特許をGoogleが取ったそうです。
Google's plan for a sci-fi teddy bear is terrifying
(Googleがなんか怖い感じのSF的テディベアを考えてるらしい)
sci-fiはscience fiction(SF)の略。
Equipped with cameras, microphones, speakers and motors, the toy animals could make eye contact with humans and blink; “straighten or relax” their ears, wiggle their nose, or twitch their tail.
カメラ、マイクロフォン、スピーカー、モーターを搭載し、人間がウィンクをするようにアイコンタクトしたり、耳を立てたり、鼻を動かしたり、しっぽを振ったりするぬいぐるみ。
ということで、カメラやマイクで相手の状態を検知し、スピーカーを通じて言葉を返すようなデバイスが考えられているようです。
その他にも「テレビを付けて」とか「明日の天気は?」といったパーソナルアシスタント的な機能も備えているようです。
この手のデバイスは当然ながら他の会社も考えていて、それほど目新しいものではありません。富士通が前にそれっぽい発表を出してたり、動いたり喋ったりするテディベアなら玩具屋で普通に売ってます。
音声認識を売りにした人形なんかも発売されていたりします。
Siriっぽい機能を子供用にカスタマイズして、音声認識+動画認識を使って応答するのは、現在の技術でも十分に実現できそうなところ。
こうしたガジェットが登場した時、人はどう反応するのでしょう。
Cute or scary? We may never know, because a Google spokesperson told the BBC it couldn’t confirm whether the product would ever reach the market.
かわいい? それとも怖い? Googleのスポークスマンはこの製品を実際に売り出すかどうか明言していません。
まだ特許段階の話で、実際にこの手の製品が登場するかはわかりません。Googleがやらなくてもどこかの会社はやるでしょう。
Siriレベルの音声認識となるとサーバ能力が必要になるので現状ではプレイヤーは限られますが、ローカルで完結できる程度の少ない語彙に絞った音声認識や、限られたアクションをムービーから認識する機能であれば、そこまで高額な製品にしなくても実装可能です。
この手の玩具はローカルで動く製品であれば良いですが、Google、Apple、Microsoftあたりが作ると、おそらくサーバにデータを送信して解析して結果を返すという話も出てくることでしょう。
近い未来、そうした情報がすべてN○Aに傍受されていたとかいう話になったりしたら、ディストピアっぽくて胸踊ります。