GoogleやAmazon、Facebookのような大企業が本気を出すと、「何十年後かに実現されるかも」くらいの話が「10年後には形になってるかも」に早変わりすることはままあるものですが、テレパシーという夢物語についてはどうなるでしょう。
Facebook boss Mark Zuckerberg thinks telepathy tech is on its way
(Facebookのボス、マーク・ザッカーバーグはテクノロジーでテレパシーが実現できると考えている)
“One day, I believe we’ll be able to send full rich thoughts to each other directly using technology. You’ll just be able to think of something and your friends will immediately be able to experience it too if you’d like,”wrote Zuckerberg during his latest online “townhall Q&A”.
「テクノロジーを使ってダイレクトに他の人と相互に、考えを送り合えるようになる日が、いつか来ると私は思ってるよ。ただ考えるだけで友達と即座に体験を共有できる」とザッカーバーグはtownhall Q&Aに書いている。
中略
“Most of our AI research is focused on understanding the meaning of what people share,”
我々のAI研究は人々のシェアの意味を理解することに注力している。
Facebookという会社の性質上、SNS上で人々が行うやり取りの意味を機械的に理解できることは重要です。写真を共有した、メッセージを投稿した、といった行動を理解することが現在進行形で進められています。
また、FacebookはVR(Virtual rearity)に力を入れているそうです。
“We’re working on VR because I think it’s the next major computing and communication platform after phones,” wrote Zuckerberg.
「我々はバーチャルリアリティに注力している。私が考えるに、スマートフォンの次の主要なコミュニケーションプラットフォームは、バーチャルリアリティだと思うので」とザッカーバーグは書いている。
MicrosoftがHoloLensを発表するなど、今後10年以内にはVR関連の何かが日常にも定着しそうな雰囲気になりつつありますが、VR+人間の行動の理解の先には、確かにテレパシー的なものが存在していてもおかしくなさそうな気はします。
しかしVR製品が定着し出すのはまだ先の話で、10年後とかそんなレベルでしょうか。それがテレパシーとまではいかないまでも体験の共有、通信といった内容に成長するまでを考えると、それっぽいプロダクトが出るのは相当未来の話にはなりそうです。
はたして私が生きているうちにテレパシーっぽいテクノロジーを使う日は来るでしょうか。