2週間ほど遅れての情報になりますが、長らく「stableなどない。使いたければnightly buildを使え」、言語仕様は予告なく変わるものだ、昨日書いたコードが今日動くと思うな状態だったRustも、5月15日にとうとう1.0というstable版がリリースされ、6月25日には1.1がリリースされました。
Rust 1.1 speeds compiling, adds new APIs
(Rust 1.1はコンパイルのスピードがアップ。新しいAPIも追加)
今回の目玉はコンパイル速度の向上。
Rust 1.1 stable provides a 32 percent improvement in compilation time of Rust 1.0
Rust1.1は1.0と比べて32%コンパイル速度が向上したよ。
また、std::fsというファイルシステム周りのAPIが追加になったそうです。
1.2のベータも同時にリリースされています。
Rustのリリースは6週間起きというルールがあって、stableとbetaを同時に出すようになっています。ということで、6週間後には1.2のstableと1.3のbetaが出る予定です。stableになってもリリースサイクルの速さはあまり衰えていないようで。
個人的には、まだこれを仕事に使おうという気にはなりませんが、そろそろちょっと触ってみても良いかなという雰囲気になりつつあります。