AT&T Helped U.S. Spy on Internet on a Vast Scale
(AT&TはNSAがUSのインターネットトラフィックを大規模に監視する手助けをしていた)
AT&T's cooperation has involved a broad range of classified activities, according to the documents, which date from 2003 to 2013.
AT&Tの協力は2003年から2013年まで行われており、その対象は機密文書などにも及んでいたという。
AT&Tは言わずとしれたUSの通信業者最大手ですが、10年間に渡ってその通信内容をNSAに提供していたそうです。この情報のリーク元になったのは毎度お馴染みのエドワード・スノーデン氏の資料。
記事の中では同じく通信業者最大手のVerizonも協力していたとされています。
AT&TとVerizonはWireless carrier market shareによると2015年Q2で合わせて全米の67%のシェアを持っているようです。これだけの通信を自由に傍受できれば、さぞかし諜報活動は捗ったことでしょう。
AT&T's provision of foreign-to-foreign traffic has been particularly important to the N.S.A. because large amounts of the world’s Internet communications travel across American cables. AT&T provided access to the contents of transiting email traffic for years before Verizon began doing so in March 2013, the documents show.
AT&Tが提供する海外から海外へと流れるトラフィックをNSAは特に重要視していた。大量の世界中のインターネット通信が、アメリカのケーブルを経由して行われている。AT&Tは自身の回線を経由する通信からemailのトラフィックを、Verizonが開始する2013年3月の数年前からNSAに提供していたと資料では明かされている。
当然ながら日本から海外に向けてメールを送った場合にもアメリカを経由することはあるので、日本からのメールも少なからず漏洩しているかもしれませんね。
NSAさんの凄いところは、このくらいのことは当然やってるだろうなと思えるある種の信頼感だと思います。陰謀論好きな人にとっては夢のような組織ではないでしょうか。久々に陰謀のセオリーでも観直そうか。