2015年09月10日

アメリカではスポーツ観戦にスマートフォンを使う人が増えているとか

MLBのStatcastに代表されるように、アメリカのスポーツ中継はより多くの情報を画面上に載せられるようなシステムを作りあげたりと、人の目を引きやすいシステムの開発に注力しています。

観戦に利用されるアプリも積極的に開発されていて、アメリカ最大のスポーツであるNFLでは、いくつもの観戦用のアプリが用意されているそうです。

It's football season! These second-screen apps make NFL games even more fun to watch
(アメフトの季節がやってきた! NFLの観戦に役立つ7つのアプリを紹介)

According to the NFL, 70 percent of fans use a second screen while watching football. It’s easy to understand why: mobile devices−and the apps that run on them−give us easy access to player stats and analysis, provide interactive features to supplement the big-screen experience, and offer a convenient way to communicate with other fans watching the game.

NFLでは70%のファンがアメフト観戦時に2つのスクリーンを使っているそうだ。その理由は簡単に説明できる。モバイルデバイスで利用できるアプリを使えば、プレイヤーのスタッツや分析情報に手軽に取得できる。メインスクリーンの補足情報も見られる。そして他のファンとコミュニケーションを取ることもできる。

スポーツ観戦をしながら合間にスタッツを調べたりTwitterでつぶやくというのは一般的に行われていますが、アメリカだとその割合が70%とかなり大きなシェアを持っているようです。

必要な情報を手軽に取れたり、コミュニケーションの手段などを提供してくれる機能があれば(しかも観戦している試合に合わせて情報が取りやすくなっていればより良い)、需要は充分にありそうです。

代表的なアプリのNFL Mobileは、リアルタイムスコア、ハイライト映像、ラジオ放送、カスタマイズ可能なチーム情報の通知。それに加えて有料(定額)で過去の試合を再生可能なサービスも用意されています。

記事内では王道どころのアプリ以外でも、FanCredというスポーツに特化したソーシャルネットアプリ(好きなチームを選択するところからサービスが始まる)や、好みのチームや特定の試合用にチャットルームが立ち上がるSportsYapper、ESPNがやっているファンタジースポーツ系のアプリ(好きな選手でチームを編成してその選手のスタッツで結果を競うゲーム)など、様々な種類のアプリが紹介されています。

この手のサービスって日本でもあるんでしょうか。ファンタジースポーツ系はよく見かけますが、ソーシャル系についてはこれという鉄板がまだいないように見えます。Twitterと2ちゃんねるが代表的なツールになるのでしょうか。

スポーツ関連のサービスは大規模に取り組むと版権の問題とかで苦労しそうなので、日本では気軽に参入できる環境がないのかもしれませんが、スポーツ専用のソーシャルサービスで一発当てる隙というのは市場的にはあるように見えます。

posted by newsit at 07:00| other